モリオの不定期なblog

映画・特撮・アニメの感想や思った事を書きます。宜しくお願いします。

2022-01-01から1年間の記事一覧

張り詰めた空気の中の「笑い」に揺さぶれ惹きつけられる<鎌倉殿の13人/感想>

10月から放送していたTVアニメの放送が終わったり、特番により毎週放送しているバラエティがお休みになるなど、年末の香りを感じ始める12月中旬、1年に渡り描かれてきた物語が幕を閉じました。 NHKにて放送されていた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。最終回…

映画の中に広がる世界、その世界と現実をつなぐ映画<映画大好きポンポさん・感想>

映画が好きだ。映画を観るのが好きだ。映画を映画館で観るのが好きだ。 視界一杯に広がる大画面。耳どころか全身を振動させるような大音量。映画以外の情報をシャットダウンする閉鎖された空間。 そうした、映画にしかないもの、映画館でしか感じられないも…

目一杯の祝福をエアリアルに<機動戦士ガンダム 水星の魔女/感想1>

ガンダムへ、モビルスーツへ、ロボットへ、乗ることに子供の頃は憧れていました。パイロットスーツを着て、ヘルメットを被り、コックピットに座って、操縦桿を握る。劇中でキャラクターたちの色んな操作とロボットの動きを見て、「このボタンを押せば、これ…

空想と現実。その狭間を一直線に翔る巨人に涙する。<シン・ウルトラマン/感想>

『シン・ウルトラマン』に求めるもの。リメイクに求めるものは何か。特撮に求めているものは何か。『ウルトラマン』に求めているものは何か。 それは『ウルトラマン』というコンテンツに触れた時代、触れた媒体、触れた作品によって異なるものであり千差万別…

『劇場版ウルトラマンZ ご唱和ください!我らの名を!』への夢想。<ウルトラマントリガー エピソードZ/感想>

Zライザー「TAIGA!TITUS!HUMA!」 ハルキ「ゥオオオッッッッッッッス!!!!!」 Z「ご唱和ください!我らの名を!!! ウルトラマンズェエエエエエエエエッッッッット!!!!!」 ハルキ「ウルトラマン!!!ゼーーーーーーーーッッッッット!!!!…

暗部への疑心と恐怖。閉塞的な不可知の中でも繫ぎ止める存在が希望を照らす。<THE BATMAN −ザ・バットマン−/感想>

あらゆる情報の取得と発信が容易にできるようになった代償として、情報に対する信頼が揺らぎ、情報の真偽を見極める嗅覚が個々に求められるようになった現代。所謂暴露を目にすることが増え、自分が試されているかのような場面に直面する機会が増えたと思い…

現実に肉薄するアニメーションの顕現。アニメーションの未来を切り開く絶望の三部作の幕開け。<機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ・感想>

平面が立体に、二次元が三次元に、画の連なりが映像に。物理的には存在しない物への立体感と質量の付与、それを実現する技巧と技術、挑戦それ自体が見応えと魅力に転じる。アニメーションの特徴であり強みです。本物に近づけることを志向しながらも実写にな…

大いなる舞台で描かれる親愛なる隣人の大いなる終幕に涙する。<スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム/感想>

スパイダーマン in MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース) 『キャプテン・アメリカ シビルウォー』予告編にて発表された大ニュース。考えもしなかった展開に歓喜し、同時に湧き上がる『アメイジングスパイダーマン』シリーズ終了宣言への寂しさ。思え…