モリオの不定期なblog

映画・特撮・アニメの感想や思った事を書きます。宜しくお願いします。

特撮

空想と現実。その狭間を一直線に翔る巨人に涙する。<シン・ウルトラマン/感想>

『シン・ウルトラマン』に求めるもの。リメイクに求めるものは何か。特撮に求めているものは何か。『ウルトラマン』に求めているものは何か。 それは『ウルトラマン』というコンテンツに触れた時代、触れた媒体、触れた作品によって異なるものであり千差万別…

『劇場版ウルトラマンZ ご唱和ください!我らの名を!』への夢想。<ウルトラマントリガー エピソードZ/感想>

Zライザー「TAIGA!TITUS!HUMA!」 ハルキ「ゥオオオッッッッッッッス!!!!!」 Z「ご唱和ください!我らの名を!!! ウルトラマンズェエエエエエエエエッッッッット!!!!!」 ハルキ「ウルトラマン!!!ゼーーーーーーーーッッッッット!!!!…

ウルトラ鍔迫り合いにウルトラ熱くなった話 -ウルトラマンZ(ゼット)が好きになった理由-

「必ず殺す技」と書いて必殺技。こうやって書いてみると物騒ですね。「それくらい強力な技」というニュアンスで使われているかと思いますが、『ウルトラマン』で「怪獣も一つの命であり、街を守る=怪獣を殺す」ことを考えさせられたことを踏まえると、「必…

ゼロワンがrealise(リアライズ)したものとは何だったのか。<仮面ライダーゼロワン 最終話・感想>

『仮面ライダーゼロワン』。令和最初のライダーと謳われた本作ですが、平成ライダーを毎年追ってきたわけではない自分にとってはあまりピンとこない謳い文句でした。それでも本作の題材である人工知能、新しい価値観を以って新時代に相応しい作品を提供して…

『ウルトラマンZ(ゼット)』主題歌の「強く優しく」という歌詞に涙してしまった話。

ブログのタイトルに「不定期」とは入れつつも、あまり間が空き過ぎないようにしていましたが、すっかり更新が止まってしまっていました。コロナウイルスに起因して色んな問題が発生して、やらなくてはいけない事が沢山出てきてこの3ヶ月間物凄く忙しかった…

今こそ観よう、手を洗うヒーローを!『ウルトラマンゼアス2』の変身がマイベスト変身という話。

人との接近を極力避け、これまで気にせずに触ってきたドアノブに触ることをためらってしまう毎日。外出中は何かするたびに手を洗うため、乾燥の季節はとっくに過ぎたはずなのに保湿クリームが手放せません。花粉症に悩ませられる季節も過ぎたのに、今だにマ…

仮面ライダーゼロワンの新フォームとヒューマギアは、人に何を教えてくれるのか。

現在放送中の『仮面ライダーゼロワン』で新フォーム「メタルクラスタホッパー」が登場しました。基本フォームのライジングホッパーからシャイニングホッパーとシャイニングアサルトホッパー、ストレートに格好良く進化してきているゼロワン。 【次回ゼロワン…

観客と作り手、二つの視点から定義する仮面ライダーの原点<仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション/感想>

気づいたら仮面ライダーを再び見るようになってから早くも2年が経過しました。テレビでは観れない派手なアクションへの期待から冬映画も映画館で観てきましたが、今年で3作品目になります。 2017年に公開された『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL…

次回作の公開を待つ時間はリアルタイムだけにしかない「コンテンツ」

テレビドラマの第一話が放送されてから第二話が放送されるまでの1週間。漫画の第2巻が発売されてから第3巻が発売するまでの4〜6ヶ月間。映画の第3作目が公開されてから第4作目が公開されるまでの2〜3年間。 単発ではなくシリーズで展開している作品…

時代を駆け抜けた平成仮面ライダー達。今を生きた者達が、新たな未来を創り出す。祝え!世界をも超える物語を!

『仮面ライダージオウ』が遂に放送終了してしまいました。1年間長かったような気がしますし、あっという間だったような気もしています。1年を通じて放送されるコンテンツは現在希少である事も相まってか、非常に懐かしいような不思議な感覚を抱いています…

新次元の映像に大興奮<ウルトラマンR/B(ルーブ)・感想・ネタバレ>

『ウルトラマンオーブ』で再び「ウルトラマンはじめました」な私にとって、映画館でのウルトラマン鑑賞は今年で3回目。近年のウルトラマンのハイクオリティな映像を、毎週テレビで楽しむ事ができている一方で、劇場版がテレビシリーズに比べ斗出したクオリ…

「大きくなってますよね?」変身前後におけるベルトのサイズ変化について

『仮面ライダービルド』から、再び毎週観るようになった仮面ライダーシリーズ。そんな私のような視聴者層を狙うかの如く、各仮面ライダーの1・2話がYouTubeで公式に公開されています。現在テレビで放送さえているシリーズだけでなく配信などでも少しずつ鑑賞…

おもちゃが多くて最近の子供たちは大変だなと思う話

仮面ライダービルド以降、再び仮面ライダーを毎週鑑賞しています。仮面ライダーのデザインへのモチーフの落とし込み方が平成初期の頃よりもストレートだったりと、自分が子供の頃に観ていた時との変化に対して非常に新鮮に感じています。掃除機がそのまま腕…

テレビシリーズのその後を描く作品として、本作はどうだったのか?<仮面ライダークローズ・感想・ネタバレ>

1年間という長い時間をかけて紡がれた『仮面ライダービルド』。その物語の末に訪れた世界で新たに紡がれる物語『仮面ライダークローズ』。1年間『ビルド』を追っていた者として、『クローズ』を見届けない訳にはいきません。という訳で、早速映画館ヘ馳せ…

臨場感とは、見辛さにあり。パシフィック・リム一作目と二作目の違い。

一つの作品を何度も鑑賞する理由は様々だと思います。この作品の映像が好きだったり、ストーリーが好きなど。『ウルトラマンジード』第11話の場合、とあるシーンの映像が本当に好きなんですよね。画面手前では建物の上でライハが、その奥ではウルトラマンジ…

ファンサービスを超えた新たなジャンル「究極のファン参加型映画」の誕生<仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER・感想>

『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』がついに公開しました。本作では、仮面ライダークウガをはじめとする平成初期の仮面ライダーが登場するという事で、当然鑑賞しようと思い公開初日に映画館へ行ってきました。平成仮面ライダーを締めくくる作…

最近のウルトラマンの変身シーンが長い!時間の長い変身シーンは作品に対してマイナスになるのか?

子供の頃は、ウルトラマンティガ・ダイナ・ガイア・パワード・ゼアスに熱中していました。ウルトラマンエックスで再びウルトラマンに興味を持ち、ウルトラマンオーブ(以下オーブ)以降リアルタイムで作品を追っています。子供の頃とは違った視点で毎週楽し…

ラストのハルオの選択の意味とは?その選択に込められた本作のメッセージとは?<アニゴジ最終章・考察>

<最終章>星を喰う者 - GALLERY|<全三部作:最終章>アニメーション映画『GODZILLA 星を喰う者』OFFICIAL SITE より引用 前回の感想で、本編のラストのハルオの行動について触れました。ハルオがゴジラに特攻し命を断つ事で人類とゴジラの戦いに終止符を…

「GODZILLA」でなく「HARLLUO」しかし物語に込められたテーマは完全に「GODZILLA」-私がアニゴジを好きな理由-<アニゴジ最終章>

11月9日金曜日、『GODZILLA:星を喰う者』が公開されました。子供の頃から見ていたゴジラが初めてアニメで描かれるという事で発表当時から楽しみでした。加えて『シドニアの騎士』や『亜人』、『BLAME!』を制作したポリゴン・ピクチュアズが本作のアニメーシ…