モリオの不定期なblog

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知的快楽の塊が放つ「未知と既知の交差」、観客を逆行へ誘う。<TENET テネット・感想>

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「大作を観たい!」という飢えが渇くどころか、大作を観賞する直前のエントランスの空気感、外の光が遮断された廊下を通る瞬間のワクワク感さえも忘れてしまった2020年9月初め。延期していた作品が徐々に公開されてくる中で、遂に大作と呼ぶにふさわしい作品『TENET テネット』が公開されました。

 

大作が公開される前の「いよいよ観れる!」という喜びと「観賞前特有のワクワク感が終わってしまう…」という名残惜しさがごちゃ混ぜになっているあの感じ、とても懐かしい。大作だと宣伝でいつも言われている気がする「○○史上No.1」という煽りさえも懐かしく感じます。

 

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クリストファー・ノーラン監督の作品では、『インセプション』が好きです。新しいルールを一つ一つ理解しながら、未知の光景を目の当たりにする快感が堪らない。そんな未知の設定の中で繰り広げられる駆け引きや戦いが大好物な自分にとっては、今回の『TENET テネット』にはワクワクが止まらない訳です。

 

作品を観賞する瞬間だけではなく、それを観終えた後に色々考える時間も好きなんです。「あれはどういう事なんだ?」「この作品のテーマは何だったんだろう?」というふうに、物語や設定、作劇やテーマについて、ああでもないこうでもないと考えてる事自体が楽しい。裏を返せば、観ている瞬間は深く考えすぎないようにしています。「観た後たっぷりと考えれば良い。」と開き直った状態で作品を観賞しています。そんなスタンスが本作では功を奏したのか、作品にもあった「考えるな、感じろ。」という作劇にマッチ。疑問が特に気になることなく楽しみました。

 

mori2-motoa.hatenablog.com

 

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(以下、映画本編のネタバレがあるのでご注意ください。)

 

 

 

 本作の魅力は「分からなくても楽しい。」というところ。逆行している人が巻き戻しの様に歩くシュールな動きや飛び散った後と思われていた破片が建物に集まっていく光景、前に進んでいるのか後ろに進んでいるのか分からない車。

 

見たことのあるものが、見たことのない動きをする奇妙さ。未知のものと既知のものを混ぜて見せられるシーンの数々は実に新鮮。ビデオテープで巻き戻しを幾度となく観てきた自分にとっては、巻き戻し自体は見慣れているかもしれないが、それが限定的に起こっていたり、およそ半々に再生と巻き戻しが映るだけではなく相互に影響し合う。

 

当たったから吹っ飛んだのか、吹っ飛んできたから当たったのか。因果や順序が異なる物の交わりによって、自分の中にある流れ・感覚があてにならない状態になっていくのが面白い。特に自分が好きなのは、順行逆行独り相撲のシーンと5分ピッタリに建物が「下キュッ!上ボーン!」ってなるシーンです。

 

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また、話の内容が分からなくても「点と点が線で結ばれる快感を得られる。」ことも良いです。例えば、主人公が取っ組み合っていたのは、未来の自分だったり、すれ違ったのは実はちょっと前の自分など。「ここはここに繋がっていたのか!」というような小さな発見、小さい気づきによって得られる驚き。バラバラに点在していた要素が回収されていく快感。障害だったものが自分の歩みの一部だったと明らかになる面白さ。

 

そういった気づき、点と点の結び付きが、物語終盤に情緒をも作り出す。

 

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思えば、登場人物に感情移入しやすい。例えば主人公はシンプルに良い人。冒頭では任務に関係ない一般人を助けようとするし、仲間の死に涙を流すし、ニールの行末に気付いた瞬間に思わず呼び止めて泣く。情に溢れていてとても感情移入しやすい。

 

更に良いのは、それが作品の雰囲気を損なわないバランスに留めている事。涙を流したり割と感情を出しているのですが、出すタイミングだったり度合いの調整が良いんです。例えば前述した物語の冒頭で一般人を助けるのも、任務達成の後に残された時間内でこなしている。他にも、物語の最後では、ニールの最期に気が付いても、止める事はしない。(呼び止めてはいましたが、それ以上はしなかった。)

 

主人公の性格が、任務達成する上で殆ど阻害されていない。(一度、助ける為にケースを差し出してしまう場面がありましたが、それに対するフォローもある。)ストレスなく、主人公に対して好感が持てるようになっている。そういった描写が「自分のやりたいこともやりつつも、やるべき事はしっかりとやる。」という性格の良さと優秀さを同時に引き立てているのが良いと思います。

 

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Tenet (Original Soundtrack)

 

映像や登場人物を気持ち良く魅せつつ、点と点を線で結ぶことによる知的快楽を積み重ねることで、作品全体に対して「分かった気がする。」と錯覚させるのではないでしょうか。

 

しかし分かった気がするだけなので、実際はそんなに分かっていない訳で、観賞後に落ち着いて考えてみると疑問が生じてくる。例えば「壊された建物は初めから壊れていたのか。」という疑問。終盤の5分ピッタリに建物の下が直って上が爆発するシーンなのですが、起こった事を順序立てて書いてみると、

バラバラだった建物の下の部分の瓦礫が集まる→建物が元に戻る→建物の上の部分が爆発する

となる。ん?ということは、建物は元からバラバラだったということになる。

 

…あれ、未だに分かってないかもしれない…

 

そんな調子で作品のことを考えていくと、理解が捗るのと同時に疑問がどんどん湧いてくるんです。なまじ大枠は把握できているから、1回目では「考えるな、感じろ。」スルーしていた部分に対しても考えが及んでくる。

 

『TENET』に対する理解度が逆行している気がします。

 

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そういう、「分かった」というワンダーが段階的に、かつ継続的に提供してくれることが、本当に素晴らしい。良い意味で気を逸らしてくれるんです。映像は勿論のこと、前述した「点と点が線で結ばれる快感」などによって、思考を巡らせること以上の「今見える光景への請求力」が作り出されている。

 

「はい」「いいえ」で進んでいくフロー図のようだ。「今話してる内容が理解できますか?」「今起っていることが把握できていますか?」といった質問があって、「はい」「いいえ」を選択していく。一度でも「いいえ」を選択すると、「感じろ」というゴールに辿り着く訳です。因みに1回目の観賞では、前述のとおり考えすぎないようにという意識で観賞したので、1問目から食い気味に「いいえ」を選択しました。

 

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しかし、たとえ「感じろ」に行ってしまっても、作品を楽しむ上で全く問題ない。作品に対する理解度と満足度が必ずしもイコールになっていない。それが良いんです。とはいえ、「はい」を選び続けたゴールを観たいとも思うわけです。(行けるだけの頭があるかどうかは置いといて。)

 

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(。いさだく意注ごでのるあがレバタネの編本画映、下以)

 

 

 

これは前に書いた事なのですが、こういう「作り手の掌で踊らされている。」状態が大好物なんです。未知の映像によって魅せられることでそっちに意識が向き、「分からない」状態にストレスを感じさせない。それでいて「分からない」状態を脱した時の気持ち良さをしっかりと感じさせてくれる。

 

一度観賞しただけではパズルのピースは全ては埋まりませんが、埋まった断片だけでも十分楽しい。そして全てのピースを埋めていく作業もとても楽しいわけです。最高ですね。

 

mori2-motoa.hatenablog.com

 

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 本作は、未知のものと既知のものを混在させ、それが交わる瞬間の驚きと快感を感じさせてくれます。分からなくても楽しい、考えてみても楽しい。観てる瞬間の興奮、観てない間の考察、二つの楽しさを提供してくれる作品です。もう一度観てみたい。

 

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