皆さんが映画館で鑑賞した作品で最も回数の多かったのは何でしょうか?一度だけの作品もあれば4・5回鑑賞の作品もあると思いますが、必ずしも鑑賞したい回数=鑑賞した回数ではないと思います。かくいう私も、前回の記事で『パシフィック・リム』に熱狂したと書いておきながら、実は映画館では一度しか鑑賞する事ができず涙を飲みました。
映画鑑賞が趣味というほどに映画を観るようになってから約10年、様々な作品と出会ってきました。その中で最も映画館で観た回数の多い作品は『アバター』です。2009年公開、ジェームズキャメロン監督のSF作品で、今では映画鑑賞の一方式として定着した3Dの火付け役となった作品です。
本作を映画館で観た回数は、10回です。本当は焦らして最後に書こうかと思いましたが、ツイッターでは一つの作品を10回どころか70回も鑑賞をしたという人がいたので焦らすほどの回数ではないと思ったのではじめに書きました。世界は広いですね。
とはいえ、当時学生であった私にとって10回はとんでもない回数ですし、この記録が現在も塗り替えられてない以上、今後も10回を超えることはそうそうないと思います。今回は、何故10回も鑑賞したのか振り返ってみたいと思います。
理由は3つあったと考えられます。
①受験が終わるまで映画を我慢していた。
まあ、受験生の間は我慢しましたよね。我慢の度合いは人それぞれですが、少なくとも受験生でない時と比較すると費やす時間は自ずと減りますよね。私の場合は、1年間映画館に行かなかったので、映画館で映画を観たい欲は日に日に高まっていました。しかも『アバター』は当時大ヒットしており、12月公開であったにも関わらず受験が終了した3月頃でも最寄りの映画館では一番大きなスクリーンで上映していました。一度は諦めていた事もあり、鑑賞ができるという事に更に舞い上がりました。
②お小遣いやお年玉が貯まっていた。
趣味である映画を我慢していれば、お小遣いも貯まります。加えて、お年玉を親戚からもらっても、同様に使わないので、まあ貯まる貯まる。受験が終わって確認した時には、驚きと共に「こんなに使っても良いのか…」と不思議な興奮を感じるほどのお金が手元にありました。
③時間ができた。
受験が終われば、当然時間ができますね!
こんな条件下、映画大好き人間が受験から解放された時どうなってしまうのか?
飽きません。まあ飽きません。1年間抑えていた映画を鑑賞したいという思い、映画館という日常から隔離され迫力の映像に没入できる特殊な環境、それを後押しする初めての3D体験、受験で頭を使う事に疲れた中坊が頭を使わずとも楽しめるシンプルなストーリー。当時は本当に熱中していました。
映画を観るだけでは飽き足らず、サントラや設定本、アートワークを購入する始末。一つの映画にこれほど没頭した事は、この作品が初めてだったと思います。
The ART of AVATAR ジェームズ・キャメロン『アバター』の世界 (ShoPro Books)
- 作者: ピーター・ジャクソン(序文),ジョン・ランドー(前書),ジェームズ・キャメロン(エピローグ),リサ・フィッツパトリック,菊池由美,ないとうふみこ
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
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鑑賞回数を数えてみて感じたのは、映画との出会いはタイミングだなという事です。『パシフィック・リム』のような1度しか鑑賞できなかった作品があれば、その逆もあります。リピートしたいと思わせるほどの作品だという事だけでなく、観たいと思った時に観る事のできる状況が整っているかどうかが、鑑賞回数を大きく左右します。
今後公開を控えている作品で映画館で観たい作品が沢山あります。観たい時に観れるように努める事は、映画鑑賞を趣味にしている者としての一大課題だと思います。まずは、4月公開の『アベンジャーズ:エンドゲーム』へ向けて備えなければ。
(2月4日追記)
映画の楽しみ方が変わってきてるとも感じています。『アバター』の頃は、鑑賞後の満足感をそのまま「もう一度鑑賞したい。」という思いに変換していたと思います。今は、「その満足度は何処からくるのか?」「何に対して面白い、楽しいと感じたのか?」なんて色々考えます。その考えている過程、つまり映画を観ていない間における映画の楽しみ方が身についたのかなと思います。作品によっては、考えた結論に対して納得感や満足感を得て終わるという事もあります。
8位 劇場版 機動戦士ガンダムOO
8位 シビルウォー キャプテン・アメリカ
8位 亜人 第2章 -衝突-
8位 劇場版 PSYCHO-PASS(3回)
4位 GANTZ:O
4位 君の名は。
4位 機動戦士ガンダムNT
4位 楽園追放(4回)
2位 シン・ゴジラ
1位 アバター(10回)